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歯周病は、歯を失う最も大きな原因の一つです。歯周病になると、歯垢（プラーク）に含まれる歯周病原菌が出す毒素によって、歯を支えている歯ぐきの組織や周りの骨が破壊されてしまいます。放っておくと歯がぐらつき、抜け落ちてしまいます。
歯周病は、自覚症状がないまま長い期間をかけて徐々に進行していきます。症状に気付く頃には既にかなり進行してしま歯周病は、自覚症状がないまま長い期間をかけて徐々に進行していきます。ご自身は大丈夫と思われている方が多いかと思います。
しかし、厚生労働省の歯科疾患実態調査における歯周ポケット保有者(つまり、歯周疾患にかかっている人)の割合は2011年から2016年にかけて増加傾向にあり、皆さんが歯周病になっている可能性は上がっているといって差支えないでしょう。歯周病の進行を抑えるために、歯科医院で予防することはとても大切です。当院では歯周治療で健康な歯肉を取り戻していただき、皆さんの健康なお口を維持したいと考えております。
歯を失ってしまう前に、栗東市にある、栗東山田歯科医院までご来院ください。
上の図は、歯周病の進行していく過程を示したものです。
歯肉炎は歯茎のみが腫れている状態です。この段階では、ご自宅でのセルフケアと歯科医院での専門的なクリーニング処置でプラークとプラークが付きやすくなっている原因を除去することで改善される場合が殆どです。 しかし、そこから軽度歯周炎まで進行してしまうと、骨が溶けだします。また、かなり強い口臭を発してしまう原因ともなります。
中等度歯周炎以上になると、さらに骨が溶け深い歯周ポケットが出来てしまいます。進行するにしたがって歯に違和感を覚えたり軽度に歯が揺れてくることもあります。深くなった歯周ポケット内に歯石や歯垢が入り込んで炎症を起こすので、それらを取り除くために外科治療が必要となる場合もあります。
重度歯周炎に到達すると、歯を残しておくことが難しくなってしまいます。
歯を失わないためには定期的に歯科検診を受け、歯の状態をしっかりとチェックすることが大切です。 ご自分の口腔環境が心配な方・歯周病が疑われる方は、是非一度、当院へご来院下さい。
歯周病の原因は歯垢（プラーク）です。歯垢を予防するためには日々の丁寧なブラッシングが大切になります。しかし、歯並び・嚙み合わせなどによって適切なブラッシング方法は変わってきますので、患者様毎に適切な磨き方をすることが大切です。
また、歯ブラシの種類においても、様々な材質や形状がございます。当院では、それらを踏まえて患者様毎に最適なブラッシング方法や歯ブラシをご提案いたします。歯ブラシ選びなどでお困りの患者様がいらっしゃいましたら、お気軽にご相談ください。
歯ブラシですべてのプラーク付着面を清掃することはできません。歯ブラシのみで歯磨きをされている方は一切プラークが除去されていない部分がお口の中にある、と思われても過言ではありません。歯ブラシに加えてその他の補助的な清掃用具の使用も歯周病予防および進行抑制に強く結びつきますので、それらの患者様ごとに適した種類や使用法もついてもスタッフにお尋ねください。
スケーリングとは、歯にこびりついている歯垢（プラーク）や歯石を専用の器具を用いて除去する治療です。歯石は歯ブラシで磨くだけでは落とせません。そこで、専用の器具を用いて、歯の表面をつるつるの状態に戻し、歯垢が付きにくい状態にします。
SRPとは、スケーリングでは取りきれない、歯茎の中まで入り込んだ歯石を除去する治療法です。
また、プラークが沈着しやすい原因は歯石だけとは限りません。不適合なかぶせや詰め物などもプラーク沈着の大きな要因となります。少しの調整でそれらを改善することができることがありますので、ぜひ一度ご来院ください。
重度の歯周病の方は、歯の根元にまで及んだ歯石を取り除くために、外科治療によって歯石除去を行うケースもございます。また、歯周病を治す外科手術には、部位や骨が破壊された形態にもよりますが、近年保険に導入されたリグロスという薬剤を用いて行う歯周組織再生療法もあります。歯周病の完治には非常に長い時間がかかりますので、一緒に頑張りましょう。
まずは歯周病にならないように、日々のブラッシングやホームケアと併せて
定期的な歯科検診・歯のクリーニングを徹底しましょう。
そして、既に歯周病にかかってしまった方は、取り返しのつかない状況になる前に治療を開始しましょう。
毎日のケアと歯科医院での専門的なメンテナンスを行えば、歯周病を予防することは可能です。
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